免疫細胞療法総合支援サービス

免疫細胞療法総合支援サービスは、医療機関が免疫細胞治療を行うために必要な技術・ノウハウ、施設、技術者、システムなどを包括的にサポートするサービスです

がんの免疫細胞治療は先端的な医療であり、その実態にあたっては最先端のバイオテクノロジーと分子免疫学に係わる知見、高度な技術・ノウハウ、専門の技術者、専門の医療機器・施設、医療管理システムが必要不可欠ですが、一般の医療機関でこれらすべてを独自に導入し、実施することは資金的にも技術的にも困難であり、これまで免疫細胞治療は限られた医療機関でごく少数を対象に研究医療として行われてきました。
メディネットでは免疫細胞治療を希望すれば誰もが受けられる普及医療とするために、医療機関に対しがん免疫細胞治療を安全かつ効率的に実施するために必要な細胞治療技術・ノウハウ、品質管理システム、細胞加工施設・設備、専用資材、専門技術者、情報システム等を個々の医療機関のニーズに合わせて提供します。

提供サービス一覧

細胞加工施設(Cell Processing Center;CPC)の設計・運用

免疫細胞治療の実施にあたり、患者さんからお預かりした血液からリンパ球を取り出し、活性化、培養する場合、加工細胞の高い安全性と信頼性の確保は必要不可欠であり、そのプロセスの管理は非常に重要です。細胞の培養・加工を行なう専用の細胞加工施設(CPC; Cell Processing Center)は、無菌医薬品の製造施設と同等レベルの環境を維持しています。

当社の設置したCPCはこれまで国内で6施設であり、その他韓国IMS社がソウル市に設置したCPCに対しても、技術導出により当社のCPC設置管理ノウハウが生かされています。2007年に東大病院22世紀医療センター免疫細胞治療部門に設置したCPCは、そのトランスレーショナルリサーチ拠点としてのコンセプトに準じて、GMPハード準拠で各室独立空調制御を行い、4つの臨床研究プロジェクトが同時に、かつ連続的に行なうことが可能な高度なCPCとなっています。 これら様々な特徴を持ったCPCから得られる品質管理データなどの情報は、すべてのCPCで共有され、安全で安定な細胞加工を実現しています。

細胞培養・加工技術・品質管理ノウハウの提供

2012年11月現在、当社が技術・サービスを提供している免疫細胞治療には以下の種類があり、これらの技術は当社の契約医療機関またはその連携医療機関において、免疫細胞治療として患者に提供されています。

  1. 1.樹状細胞ワクチン療法
  2. 2.NK細胞療法
  3. 3.ガンマ・デルタT細胞療法
  4. 4.アルファ・ベータT細胞療法
  5. 5.CTL療法

細胞加工技術者・品質検査技術者の育成

細胞加工の品質は、技術者の経験が大きく影響します。細胞加工に従事する専門技術者は、患者さん一人ひとりの細胞に合わせた加工を行うための均一したスキルを持つことが重要となります。
当社では細胞加工に係る一連のプロセスを、標準作業手順書(SOP;Standard Operation Process)として完備することで、加工方法や検査方法はもちろんのこと、清掃方法や教育システム、教育訓練方法まで標準化し、サービスの質の維持・向上に努めています。

当社において専門知識、技術等に係る充分な教育訓練を受け、一定の資格を有した技術者が、医師の指揮監督の下で細胞培養・加工および品質検査業務に従事します。

資材・試薬・消耗品等の供給

細胞加工に用いる培養液や薬剤、培養容器などは、以下の施策により医薬品・医療用具と同等の品質を保つことで高い安全性を追求しています。

  • 培養液等は大手医薬品メーカーや、培養液開発のエキスパートと共同で開発し、医薬品、もしくはそれに匹敵するレベルのものを使用しています。
  • 加工に大きな影響を与える培養バッグは大手医薬品メーカーが製造する医療用具と同等レベルのものを使用しています。
  • その他のものについても、当社の材料選定専門スタッフが提案したものの中から契約医療機関の医師が選定することにより、常に安全性の高いものが使用されています。

オーダーメイド医療管理システムの提供

免疫細胞治療は、患者さん一人ひとりに応じて細胞加工方法や治療計画が異なるオーダーメイド医療です。したがって、診察の予約から、採血、細胞加工、投与といった一連の医療プロセスに係る複雑な情報を一元的に管理するシステムが必要不可欠です。
細胞医療支援事業における豊富な経験と実績をベースに改良が重ねられてきた「オーダーメイド医療管理システム」により、適切な情報の一元管理を実現します。